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“Pâques”復活祭 2019 あなたのうさぎはどこ? ~アートを見てチョコレートを探そう~ イベントアフターレポート

Pâquesパック (復活祭、英語ではイースター) とは、キリスト教最大のお祭りとも言われ、十字架に架けられたイエス・キリストの復活をお祝いする記念日です。
「ピエール・エルメ・パリ」と「原美術館」、子どもたちの豊かで美しい未来を育むプロジェクトを手がける「Polar Inc.」は、パックの伝統を日本のみなさまに、そして子どもたちにも知ってもらいたいという思いから、毎春、この伝統行事を同館のお庭で開催しています。

今年のイベントは4月21日(日)に開催され、最高のお天気の中、たくさんのご家族にご参加いたきました。

参加者はまず、原美術館で開催中の展覧会、「The Nature Rules 自然国家:Dreaming of Earth Project」展のギャラリーガイドに参加します。アートの視点から生命を見つめてきた崔在銀 (チェ ジェウン) さんによる発案・構成の本展。子どもたちも真剣な眼差しで説明を聞いています。

大人も子どもたちも、作品に触れて興味津々です。

朝鮮半島における停戦ライン=北緯38度線から、南北2キロメートルずつにわたる帯状のエリア「非武装地帯(DMZ)」に生育する101種の絶滅危惧種の名前が、大きな鏡に並べられた白磁に刻まれた作品。いくつかの植物の名前の和名を教えてもらい、興味深そうに耳を傾ける子どもたち。

ギャラリーツアーの後はお庭に集まり、この展覧会をテーマにしたワークショップをスタート。お庭の中にある落ち葉や枯れ枝などの生命を拾い集めて、それに名前を付けるというもの。

 

 

山桜の花びらや、小枝、中にはセミの抜け殻を見つけた子も。それぞれの目線で作品に名前を付け、世界にひとつの作品ができあがりました。

次はお待ちかねのエッグハント!1分間でお庭に隠されたウサギのチョコレートを探します!

 

 

自分だけのウサギを見つけたこどもたち。

 


 

お部屋の中では、ピエール・エルメ・パリのショコラティエたちによるチョコレートづくりのデモンストレーションが。子どもたちも一緒にチョコレートの作り方やイースターの文化を楽しんで学びました。

最後はみんなそれぞれのウサギを持ってお庭で記念撮影。楽しんでもらえたでしょうか?


 

天候にも恵まれた中、アートに触れ、笑顔に溢れたイベントとなりました。芸術や文化がよりいっそう楽しい体験として、みなさまの心に残ったことでしょう。
ご参加、ご協力いただいた皆さま本当にありがとうございました。心よりお礼申し上げます。

<主催>
Hara Museum of Contemporary Art / PIERRE HERMÉ PARIS / Polar Inc.

(以上、順不同)